１．８０００万円の借入金でアパート建設

・土地の相続評価額　　２億円

・評価額の減額

２億円×（１－０．７※１×０．３※２）×０．５※３＝７９００万円

※１借地権割合　※２借家権割合　※３貸し付け事業用小規模宅地

・建物評価額

８０００万円×０．７※１×（１－０．３※２）＝３９２０万円

※１固定資産評価率　　※２借家権割合

・課税遺産額

７９００万円＋３９２０万円－８０００万円※＝３８２０万円

※借入金

実に１億６１８０万円も減額となります。

２．問題点

１にも２にも立地です。入居者が見込めない立地では、家賃収入が入ってこないので、借入金の返済にも支障をきたすことになります。そのような土地は、物納用地とするか、売却して得た現金で他の高収益物件を購入するほうがベターです。

次回は、相続財産リストの作成とその留意点について投稿します。