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アパート節税の落とし穴について

1.アパート建設と評価減

評価額1億円(200㎡、借地権割合60%)の土地に総工費1億円(全額借り入れ)のアパート(1棟10室)を建設した場合の評価額は、

家屋:1億円×0.6×(1-0.3)=4200万円

土地:1億円×(1-0.6×0.3)=8200万円

4200万円+8200万円-1億円=2400万円

1億円の土地で所有するより、7600万円の節税になります。しかし、半分空室だと、

家屋:1億円×0.6×(1-0.3×0.5)=5100万円

土地:1億円×(1-0.6×0.3×0.5)=9100万円

5100万円+9100万円-1億円=4200万円で節税効果は5800万円に、更に全室空室だと

16000万円-1億円=6000万円で節税効果は4000万円に減少します。

2.結論

以前に投稿しましたが、アパート節税は、1にも2にも立地です。入居者が見込めないような土地にアパート建設はすべきではありません。借入金の返済に追われるだけになるのが、目に見えています。

次回は、相続発生から相続税の本申告や更正の請求などの期限について投稿します。

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