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不動産診断 ①調整区域の農地の評価事例

1.不動産診断の必要性

・相続税額の把握のため

・利用単位の把握

・遺産分割計画作成のため

・節税対策を練るため

・納税資金確保のため現金収入を図るには

・共有物件をどうするか

・境界確定は済んでいるか

・借地権者や借家権者との間に問題は発生していないか

・未利用地はないか

2.事例詳細

・所在地:神奈川県○○市

・幅員6m市道に接面、間口50m・奥行30m・面積1500㎡、市街化調整区域、農業振興地域、農用地区

・現況:倉庫として使用・・・転用不可の土地で、農地転用許可を得ずに倉庫を建設(違反建築)

・固定資産税評価・・現況主義につき宅地評価している。

・相続税評価・・・固定資産税評価額×倍率                           近傍宅地の倍率による評価  評価額150,000,000円(100,000円/㎡×1500㎡)

・問題点・・・違反建築であり、本来は農地としての利用が最有効使用である。農地としての評価をすべきである。

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