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遺言書を冷たい人物評価書にさせない方法

1.相続人全員で行う遺産分割協議は、全員一致はなかなか難しいのが実情でしょう。遺産分割に関するトラブルも年々増大しています。遺言による指定は法定相続に優先するので、相続人の間のトラブルを防ぐ為にも遺言書は必要なのです。

2.遺言書を書く人がなかなか増えないのは、心の痛みをともなうからでしょうか?すなわち、遺言者としては、配偶者や子供たちに対する評価をしたことにならないかと思う気持ちがあります。遺言されることで、自分は大事にされていないと感じる相続人がでないだろうかと思う気持ちです。

3.遺言書に書き加えることが出来る付言事項(なぜそのような遺言をしたかを懇切丁寧に遺言書の中で説明する)を活用して、遺言書が冷たい人物評価書とならないようにすることが出来ます。

付言事項の記載例

①妻照代の多年の労苦に報い、その老後の保障のためにするものである。子供たちは、これを了承し、母への愛情を尽くし、孝行することを希望する。

②尚、この遺言は、妙子が家に残り、病弱な私たち夫婦の介護をしてくれた労苦に感謝し、これに報いるために行うものである。他の相続人はこの趣旨を理解し、妻理恵と妙子の今後の平穏な生活を見守って欲しい。

4.遺言書を活用して泥沼の相続争いを避けてください。

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