1.資産の組み替えを行う。
・収益力が低い不動産、換価性(市場性)が低い不動産、時価<相続税評価額の不動産の売却を図る。
・但し、譲渡所得税(分離課税、長期、一般の場合)が20%かかる。
2.資産保有会社を設立
・上記売却資金を出資して会社を設立する。
・株主は相続人とする。最良なのは、後継者の子供を代表取締役にし、会社の運営を任せる。
3.高収益不動産に投資する。
・資本金の50%+銀行融資を同額受けて、収益不動産を購入する。借入金利用することにより、対自己資金投資利回りを高める(レバレッジ効果)。
・購入に際しては、ROA(対総資産利益率、資産価値に対するネット利益率)が高い不動産を選好する。又、資産価値の減少が、税引き前利益を超える場合は、純資産の減少につながるので、そのような不動産は、組み替えし、そのような不動産の購入は行わない。
4.法人の収益を役員報酬や配当として家族に分配する(納税準備になる)。
5.相続人は、役員報酬で会社の株式を購入、又は贈与を受ける(贈与税支払う)。又は、内部留保を高めて、収益不動産を買い増していく。